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スティルライフ, I follow the sun

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「火山高」

2004年10月28日、木

「火山高」

めずらしくこんな映画を見ました
コメディかなと思っていたけれど
アクション映画でした

なにかにつけていろいろ濃いです
水は飛ぶ人も飛ぶ茶葉も飛ぶ
きれいでかっこいいおねえさんが好きな人(=ぼくみたいに)は
ヒロインの剣道部主将のおねえさん(通称「氷の美女」!)を堪能するがよし
マトリックスもHEROもめじゃないワイヤーアクションと空飛ぶニンゲンを
楽しめる人はそれでオーケィだろうし(さいごはひとが空に浮かぶのが普通だった、すげえ)
とにかくこのテンションに付き合い続けられればよし、乗り遅れれば悪し、
韓国ドラマを見ている人は、あの俳優がこんなところでこんな演技を!?と
目をみはるんだろうなあ、ぼくはみはりました
サンウさんいいのですか、そんな皮ジャンで空なんて飛んじゃって……(○_○;
でも韓国の俳優さんは演技とともに体がすばらしくなきゃならぬという話に
これで納得したりしました、だってふつうの俳優さんがアクションできるんだもの

DVDでみたので吹き替えも字幕も両方えらべましたが
吹き替えのほうがおすすめです
笑いのツボをきちんと言葉でおさえるというのは
かなり繊細な作業だとは、この怒涛のストーリー展開の中でちらっと思ったこと?

字幕だとときどき意味が通じないみたいで
それは言葉じたいの問題や翻訳家の力量、好みかも知れません
翻訳ものを受けとるというのは思っているより難しいことだと思います
あらかじめたくさんのフィルタを通してからでないと
受けとることができないから、、、
小説でも翻訳になじめないとたちどころに魅力はうすれますが
それと同じことです。英語だとあまり感じることがないけれど
韓国語のような比較的メジャーでないジャンルだと
その感覚を受けやすいのかもしれません
少なくともぼくは冬のソナタのミニョンさんに「オレ」とは言ってもらいたくないし
もとの韓国語のニュアンスを逐語訳されたらたぶんついていけないと思っている

アクション映画としてはどうなのかわからないですが、
笑いをとるつくりになっているのに、いまいち
設定が生かしきれていないようなのは、残念におもいました
アクション以外の部分も作りこめたらもっと面白かったと思うんだけどな
でもすんごくパワーの入った作品でした、体力をつけて臨むべし!



data :
「火山高」キム・テギュン監督、2001年、韓国、108分
原題 : VOLCANO HIGH
闘わずして、この学校を出ることを禁ず!
チャン・ヒョク、シン・ミナ、キム・スロ、クォン・サンウ
by stelaro | 2004-10-28 23:30 | コトノハ:cinema