■ 2007/06/02 Sat 14:47 「アオ色を飲んだ。」
今日から、そらは夏色になった
私の生活時間帯はいろいろあって朝方と夜?なのだけど
今日は、個人的のっぴきならない理由にて
おひさんがまぶしい午後ふうと外へ出かけているのだが
いつもの癖で、そらを見上げるとそれはあきらかに
季節は代わりました、と
誇らしげに言っていた。
夏色空と、それでない昨日の空がどうちがうのと尋ねられたら
わたしはきっと困ると思う……ただそれは語るだけみたいに
そこに突然ひろがっているものだから…
青色の濃さと深さ浅さとか、そうシンプルなことがらで
説明しきれるものでもなさそうで。
たしかにそれは、
変わり身みたいに夏になってしまったこの上空が
たしかに、ひとばんで獲得したものだけれども…。
そらのアオはそれと知らず窓硝子をとおりぬけ
変わらない部屋のなかも、照らし出していたんだろう。
たとえば、うすいきれをふうわりとかけさすみたいに。
それと知らずわたしが感知したその夏のきれは
今日の、このめずらしい外出のためにゆっくり選んでいった
さいごに行きついた、真っ白なエプロンやあかるい色の靴や
向日葵の模様の、黄色な日傘のなかに少しずつ
まじっているような、気がした。
夏色のそらに白い雲少し。
今日が、無事でありますように。