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スティルライフ, I follow the sun

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やさしき風味

■ 2005/08/03 Wed 「やさしき風味」

うすぼんやりした日常(プラス性質?)に添うのかどうか
よくわかりませんが、ことこと煮たものが好きだし
自分でつくれるごはんも、ことこと煮込むものが多い。
(いえ、それはまた、火の勢いに身体のとろさがおいつかなくて
焼くものもゆでるものもみんな焦げるかくたくたになるからだとも言う…)
かくて、外にゆくとときどき困るのだけれど
とくにくたびれてごはんが喉を通りそうにないときはとくに
イタリアンは言うに及ばず中華もおそばも受け付けられません、なとき。
もういいごはんいらないから帰って寝る、、、などとウワゴトのよにつぶやいて
その通り実行するのでたびたび怒られる……。

けれど今日は運よく上野にたどりついていたので
ひさしぶりにこちらに行った。

やさしき風味_b0048645_1621123.jpg

粥餐庁の、夜ごはん。

お粥屋さんです。
目黒のお店が好きでたびたび行っていました、マンゴープリンがおいしいの。
お店の形式がすこし違って、メニュー構成もことなるようで、
この上野のお店は「ごはんを食べさせる」スタイルでした。

お粥は行く種類かあるのだけれど、
ベースをふつうのお粥と五穀粥と豆乳粥から選べるようになっていて
鉄観音茶だのかぼちゃ蒸しパンだの小さな饅頭だの、を
こまごまつけたりできます、それからクコの実ののった
杏仁豆腐。1000円でお釣りがくるくらい、、、です。

大葉と鶏肉のおかゆを五穀がゆでいただきました。
ふうわりやわらかい風味はからだにしみておいしい。

……残念だったのは
目黒のいつも行ったほうのお店では
飲みものがかなり充実していて、お茶も幾種類かあるのですが
どうも美味しそうなものが多く(豆乳ダメな方は悪夢かも)
そうしてお茶をたのむと「耐熱のおおきなガラスカップに茶葉が放り込まれた状態」で出てきて
お湯はご自由におかわりくださいネ、とカウンターの向こうにある
熱々のサーバーを示されることなのですが、、、それがなかったこと、かな。
目黒はむしろチャイナカフェというくらいでなので
それもしかたないのかも知れない、、、でも残念。
だってお茶の味まで、、、どうもいまいち
ジャパニーズチャイニーズティー、だったから。

日本版の烏龍茶は、、、渋さと苦さがつよくて、苦手なんだけれど
ほんとうのところの中国茶は
ほんのりと甘くてとても美味しい、大好きなのです。
おなかにやさしくこころにやさしい?
目黒のお店にある熱々のサーバーのとなりには
中国茶は同じ茶葉で五度も六度もたのしめます!という注意書きがあって
それはつまり、、、六回くらい飲んでねということだよねえと
過大解釈(?)して、いつも三回くらいおかわりをもらいにゆく私なのだった。

まだ、健在だったら今度はそっちにゆきたいなあと思いながら
あたたかな食べものでおなかを満たして
外へと出てゆく夜だった。

今日のごはんリンク > 粥餐庁 KAYU-SANTIN
by stelaro | 2005-08-03 18:00 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間