■ 2005/06/02 Thu 「夏、カモミールのハンカチ」
ガーランドではじめての予約をして
そのお品を受けとってきた、とてもとてもささやかに
ハンカチを一枚。
ぼくは今ではどうあってもミニタオルくらいを持ち歩く者なので
ハンカチの出番というのは正直ないのだけれど
季節のたびにハンカチを一枚ずつ買っていく贅沢、というのを
自分に許してあげようと思ったから。
実用的というのとはずいぶんかけ離れた話、
たとえば何年かすぎたころに
そっと詰め合わさった箱のなかの幾枚ものハンカチ、という
そういう贅沢。
あいかわらずぼくはとても欲張りだと思う。
白い薄手のハンカチーフ、ここの刺繍はほんとうに好きだ。
野の花の気配のするモチーフ、それはもう余計にうれしい。
先に先に続いていくつもりの、そのひとつめ、
カモミール。
ひとつだけもなにかな、と思ったのでポストカードを一枚買いました。
あんりさんのイラストの、夏らしいのがいいなと言って選んだみどりいろの引き立つ一枚。
久しぶりにカレンダーをいただいた、そのイラストがとてもとても可愛くて
ああいいな、と素直に声をあげてきた、そんな日。
雨の中うす黄色の傘さして、てくてくと
広尾の駅までひとりで帰る。
ガーランドに行く日はいつも雨が降っている気がする。