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スティルライフ, I follow the sun

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ガーランド・カモマイル

■ 2005/03/01 Tue 14:15 「ガーランド・カモマイル」

郵便受けをのぞいたら、はがきが二枚、入っていた
しっかりした紙質とか、ちらっとみえる絵の色合いで
ああ、お洋服屋さんからのご案内だ、と
わかってしまう

ジェーンマープルから入荷案内が、しっかりしたあのオリジナルのはがきで
(おともだちからいただいて持っているカードと似ていたけど、
入れられている金の文字とイラストが少しちがった、季節ごとにつくっているのかな?)
このはがきの手ざわりをぼくは好きです
紙だけど、布みたいな
表面に浮き上がったやさしいでこぼこを

もう一枚は……もう、色合いだけでそれとすぐにわかってしまう
あんりさんのイラストで飾られたガーランドのはがき
コレクションのご予約会のお知らせだった
秋冬は一回にまとめていたけれど
今度は、また、
三ヶ月にいちど、四季にいちどのコレクションになるのだな

次のテーマは……カ、カモミール。

なぜつまづくかというとぼくカモミールが好きだからです。
困った。くまった。困った。
クマはコマらないようにできているらしいけど(くまのパディントン参照)
人間は困ってばかりなのだ

ガーランドのテーマはあのとおり、やさしい花であることが多いみたいだけれど
ぼくは、そのなかでも更にさらに、野草みたいなのが好きなのかもしれない
今までのお気に入りはクローバーと苺、
葉っぱと一緒になっているのが好きみたい
お花屋さんを通りがかって最近ほしくてしかたないのは、麦です。
それって花屋で買うものかなという疑問は一方であるけれども
(ちかくに麦畑がごっそりある土地ならきっとふしぎに思うだろう)
(枇杷とか紫蘇とか山椒をぼくが外で買わないのといっしょかと)
あと、はこべとか。<これは買わない。

それで今回は、カモミール。
カモミール、カモマイル、かみつれ。
ピーターラビットのおはなしの中にも出てくるあの葉っぱ的お花、で
ぼくはこの草やそれにまつわるお話を好きなあまりに
それほど味が好みでなかったカモミールティーにチャレンジしつづけ
飲みつづけて結局のところほとんど克服してしまった。
だから今は乾燥したカモミールの花そのままを飲んでいます
このきつい味がピーターラビットらしくていい、などと
ふむふむうなずきながら、のみほすハーブ、
小さなぽわぽわした、少しほこりくさいような、米粒ほどの花と葉っぱだ。
カフェでたのむハーブティー、は、なんだかとてもおしゃれな感じなのだけれど
ぼくが飲んでいるやつは去年にぶらり遠出の散歩に出かけたとき
線路沿いでみつけた手作りのお店で買ってみたやつで
かわかしたカモミールとラベンダーとレモングラスがぱらぱら詰めてある
とても……素朴で雑然とした感じのお茶だ

お茶っていうか、乾燥ハーブ、だね
つんできて乾かして混ぜました
台所仲間の感じ
カフェじゃなくてキッチンでもなくて
台所に並んでいる仲間
そうしてぼくそういうのが好きだ
ガラスの水差しにきらきら揺れているグリーンじゃなく
さくさくと刻まれるまな板の上の、たとえば水菜
うつくしい

……かぜをひいたらカモマイル、ヒソップ、セージ、ローズマリー

具合が悪くなったときにうたう、谷山浩子のハーブガーデン。
かぜをひいたときはこの歌を知っているとだいたい事足りるから
ひととりうたえるときっといいです
そうして、あのお店にくっついていた草むらのことは
ハーブガーデンというより、野草園と
ぼくは呼びたいと

そんなこと思いながら齧った、今日のおやつはしろいマシュマロ

マーシュとマーロゥっていうハーブもありましたね
はなづまりにいいんだそうですよ
青いマーロゥのお茶は、とろりとしていて
乾いたり荒れ気味の、のどや鼻にね
by stelaro | 2005-03-01 14:15 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間