伊良部島へいってみた。
泊まっているところのめのまえの港
(ほんとに目の前、オーシャンビューより 港のとなり舎だねといいあった)
から、20分くらい船に乗ってわたる島。
窓からみえる島に、おもいたったら行けるかもしれないから?
というぼんやりした理由できめた宿だったのだけど、もうあんまりみんなが近いので
おひるに、船に乗ってしまった、地元のひとの足。
乗り場の桟橋にばしゃばしゃうみもすでにもうあおいので
漁船がたくさんとめられている、そんなところからあおいので
その色ととうめいと、水面のしたにゆらゆらつづいてみえるフジツボつき柱、なんかを
つい、ふしぎなになってのぞいてしまうんだった。
だって、海って、
いったいなにでできてた?
だって、いきなりどぷんと豊かにあおくて
なんか、別のもの、みたいで。
よく晴れていったらやっぱり、わたしのおぼえている「あおすぎてもう、くろいほどの空」。
いろいろなものの色が、たっぷり惜しみなく濃くてあざやかで
ハイビスカスがあちこちにがしゃがしゃ無造作に咲いていたのだけど、
ああ写真に撮ろうかとカメラを構えてぎゅっとみつめていたら急に
この花が、アカバナ、とよばれてるのを
すとんと、納得してしまったんだった。
畑ざわざわひろがるなかの、とある、アカバナ。