スティルライフ, I follow the sun

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さよならの順番。

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なんとなく、
二週間前に感じたとおりに、知らせはやってきたのだから
(ああ、このひとが地上にとどまるのは
11月のおわりごろまでだろうな…と)
医学の知識もなにもないけど、おもったのだった。

そうして12月1日の真夜中に、
しずかにお迎えはきたらしい。
や、ちがうかな
このばーちゃんのことだから、もう引っ越そうと決めたのかな。

会えるひとには、みいんな、会って。
ひととおり、満足したのかな、と…感じるわたしひとり。
人生経験は少ないです。
医療の知識も、ほとんどないです。

ただ、
15日、手を握って、肌に触れて
ことばじゃないもので話して
別れ際に、そうおもった。

半月たったら、たぶん…と。
息をして、心臓をうごかしている、理由が満たされたなら
どんなにデータに変わりがなくても
じぶんで、行くのでは、ないだろかな、と。


・・・・・・・・・・

わけあってウチを離れ中…にて
おまけに基本、黒い服をもっていないので…
北関東にお見送りにいくには、ちょっと喪服が、もう寒く、しかし

「わたしはわたしの勝手にて、できるだけさいごまで
見たい、そうして、触れていたい」


……………。


朝、ななめに射し込むひだまりにうずくまり
ほかほかと湯気をあげる生姜ミルクをのみながら
「うさぎなり」の、ちっぽけなカクゴ、を決めてゆく。
生姜の甘さと辛さといっしょに、ゆっくり呑んで
胸のしたあたりで、ゆるゆると、まとまってゆくかたち。
半熟たまごくらいのぬくもりと、すこうしへこんだ楕円形。

焦げ茶色のストラップシューズと
桃色したリストバンド。
黒一色にはなりません、が
だから礼儀がなっていないと
誰かに、誰でもに、おもわれるやも知れないが


身勝手なあたしの悼みを、
いまできるだけのいっぱいに
さあ、はじめよう?


・・・・・・・・・・


今朝は、このさむいのに、
ナオちゃんアイスクリーム食べないん!?と
わたしを誘いにきて、バニラアイスをいくつも食べてる
げんきげんきなおばあちゃんのユメをみた。
おばあちゃん、おなかこわすよう?…と
ユメのなかでは10才くらいのわたしが
まっしろなアイスをみっつもよっつも食べるおばあちゃんを
今の年齢のココロでみていた。
ちょっと羨ましかった、コドモのココロも入ってた。

たくさん美味しいもの作ってくれた、
あと、禁止のおやつをこっそりくれたりした、それだけで
もう、充分だ。



三冬月、二日
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# by stelaro | 2013-12-04 00:12 | コトノハ:呟

みじかうた:眠れる幼


「秋、断片」



ネエネエのふりをしながらいきている
かくれんぼしているわたくしのこども



三枚のくつしたにつつんだあしをみて
ぽってり触れる想いのいくらか



えいえんに抱けるいのちは多くなく
ただひろがり積むそらのかなしみ




―晩秋、冬の前夜。ma.i
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# by stelaro | 2013-11-26 00:53 | コトノハ:呟

わたしの十字架。

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はいいろな空模様と雲のかたち風のはだざわりになんとなく
不穏さを感じながら(嵐がきそう)
父方の祖母のおみまいに、ふたたびゆく日曜日。

……と、いっても実は次の誕生日で100、というひとで
日本流にいうなら、大往生、としか言い様がないのだけど。
生活に追われたり、自分の身体がだめだったり
ついには引っ越したりでばたばただったから
今まで会いにいけなかった、おばあちゃん。
できるだけ会いたくて、ちょっと無理して電車にのって。

なんだかどうも、長寿家系…なんですね、うち…
なのでこの年齢になって、祖母の見送りなどをしています。
今まで、いろいろなひとを見送ってきたけれど、それは大抵
もぎとられる、千切られるような別れ方ばかりだったから
ありがたいことだと…おもう。


「あいたいひとにはあいにゆけ」


……そんな歌がいつかあって
その難しさをいやというほどかみしめてきた今まで。

もし会いに行けるなら、そのときを逃したくないと、ただ
根強くふかく、これまでの年月で、わたしに刻まれていること。

祖母は、クリスチャンだから
今日は十字架をつけてゆく。
ほんもの、ではないけれど気持ちは入っている
正しくはクリスチャンではないわたしの十字架をつけて

会いにいくよ。


霜月、鈍いろの雲の下。
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# by stelaro | 2013-11-10 11:13 | コトノハ:呟

みじかうた:しんぞうのかたち


「 欠 月 夜 」



ねむれぬひ耳朶におちる秋の音のかぼそさばかりあつめてしまう手


くらがりにふうとあらわる蛾のようにしろい素足がまぼろし駆ける


とけていく潮と甘みのあとあじは逢えないあなたにあなたに触れたい



長月、十七夜、 ma.i
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# by stelaro | 2013-09-22 03:31 | コトノハ:呟

みじかうた:夏往く夜の、囁き声へ


「 ま だ、 み ど り の、 秋 」



そらに舞う、みえない塵で肺は満ち
雲のむこうにかけてゆく月


季節にもきみにものこされて手をのばす
ぼくもしらないさびしさの出どころ


誘惑はこまかな針にてふりつもる
無数のブレーキ、あなたのてのひら



長月、5日
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# by stelaro | 2013-09-06 01:35 | コトノハ:呟

読書メーター:2013年8月キロク。


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ほてほてと…この連日35℃?とか36℃??というなか
なぜか知らないけれどいきなり、これまで放置していた
「引越し荷物の片付け」
を、十日ちかく延々とやってしまったので、読書ははかどっておりませぬ…
(そのかわりに夏ばてました…)。
浦澤直樹の「Monster」読破、とかもやっていたけれど記録なし。

お手軽なものが多いです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3934ページ
ナイス数:11ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/15915/matome?invite_id=15915

■天才柳沢教授の生活(1) (講談社漫画文庫)
読了日:8月1日 著者:山下和美
>猫もの、ということで『タマとの生活』、から入って、
 なんとなーく本編を買ってしまい…このヘンテコリンさにはまり、
 そうしてときどき教授や周りの人たちのコトバにはっとしたり。
 好きなシリーズになってしまいました…。
 http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31476367

■天才柳沢教授の生活(2) (講談社漫画文庫)
読了日:8月1日 著者:山下和美
http://book.akahoshitakuya.com/b/4063600424

■天才柳沢教授の生活(3) (講談社漫画文庫)
読了日:8月1日 著者:山下和美
http://book.akahoshitakuya.com/b/4063600572

■天才柳沢教授の生活(4) (講談社漫画文庫)
読了日:8月1日 著者:山下和美
http://book.akahoshitakuya.com/b/4063600580

■天才柳沢教授の生活(5) (講談社漫画文庫)
読了日:8月1日 著者:山下和美
http://book.akahoshitakuya.com/b/4063600777

■天才柳沢教授の生活(6) (講談社漫画文庫)
読了日:8月1日 著者:山下和美
>きらきら。
 あ、人間、すきだな、、、、っておもってしまう。
 ピアノの話は、母がずっと弾いていた古いピアノを買い替えたとき、
 音が変わってなんだか寂しかったことを思い出した。
 ずうっと小さいころから聴いていた音が変わって、曲まで変わったような気が、
 たしかにしたのでした。
 …ところで、昔のエピソードを読むたびに思うのだけれど、
 柳沢教授は…おいくつ、なのだろう…!?<いや、あんまり考えても意味はないけれど。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31476580

■林檎の木の道 (創元推理文庫)
読了日:8月2日 著者:樋口有介
>発掘本。粗筋を読むと「え!」となるのだけど、
 主人公たちの性格なのか、なんとな~く淡々と、謎めいたまま進み終わってゆく
 …出てくる女の子がみんなミニスカートなのはドウシテデスカ、などと、
 貸してくれたひとに真面目に聞いてしまった…。
 なんというか、仏頂面少女はじめ、周囲の人たちが魅力的。
 こんなおかーさん…!?とか、そのあたりの魅力で読んでいった印象が残りました。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31476697

■ラヤトン 無限の森へ フィンランド・アカペラの響き 音楽CDアルバム全15曲と絵本
読了日:8月4日 著者:Rajaton
http://book.akahoshitakuya.com/b/4903971023

■アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)
読了日:8月5日 著者:野坂昭如
>8月5日に。映画の印象がどうしても強いけれど、
 原作はこんなようだったのか、、、と、ただできるだけ丁寧に読みました。
 アメリカひじき、の意味をやっとわかった。
 そうして印象に残るのは、著者のあとがきで、悔やみを綴り続けている。
 ここにも、戦争の終わらないひとがひとりいるのだ、と、ただ突きつけられた一冊。
 きついかも知れないけれど、時間の合間を縫って、読んでよかったとおもった。
 もう二度と「戦争がはじまらない」ことを、
 シリアのニュースを横目にしながら、祈る。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31476832

■童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)
読了日:8月6日 著者:向山貴彦
>フィツに会いたくなって。そうして、
 オムレツをみんなで食べるシーンに、どうしても立ち会いたくなって…
 まだ片付かずにごたごたの本棚から引っ張り出してきた。
 ペチカがお母さんに守られていたころ、
 ぎゅうっと持っていたやわらかいものが荒んでいった過程を想像すると、
 彼女の放つ罵声や棘だらけの言葉も、やはり文章としてはひっかかるし、
 時々ほんとに好きになれなくなったりするけれど、、、
 でも、時々顔をみせるあたたかさで私はこの本を読んで、好きでいられる。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31476941

■リンネル 2013年 09月号 [雑誌]
読了日:8月11日 著者:
>アクセサリー特集など、重ねづけやビーズやガラス大好きなわたしの趣味には
 ぴったりの、「あたり!」な号でした。
 付録は…ポシェットとして使いたかったのだけれど、
 雰囲気が好きになれなくて、てしごとにて大改造中…です。
 もち手を紐を編んだものに取り替えて、
 次はかばん本体に布でカバーをつける予定…ミシンがほしい。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31247710

■夏きもの 遊衣 図鑑 (タツミムック)
読了日:8月20日 著者:
>ゆかたを着物のように着る、が好きなので。
 そうして帯結びを参考にしようと、いっしょうけんめい、みる…
 図解だけで理解するのは、大変だな…と、つくづく。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31247863

■もめんの着物―着物1年生、2年生に贈るやさしい着物本 (別冊美しい部屋)
読了日:8月20日 著者:
>どちらかと言うと、数あるいろいろ着物雑誌より、すきかも知れない。
 服もみんな木綿好き、で、きものも実はそうかも知れず…。
 今のところ「きものみたいに見える浴衣」を選ぶようになっています。
 そのうち一着くらいは買いたい…とおもいつつ。
 これも帯結びの参考に…半幅帯が幾種類か載っているのがうれしい。
 文庫をきれいに結ぶのは…意外と難しく…。
 貝の口は、どうしてか、挫折…<きっちり結べなかった。(T_T)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31247983

■童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)
読了日:8月27日 著者:向山貴彦
>半月以上かけて、下巻を読み終わる…。
 本当はやさしさに包まれているのにそれを感じ取れないペチカ、
 再会できたおばあちゃんに近づけないペチカ、
 信頼を取り戻したいとひたすら思い続けるルージャン、、、
 一方で全く変わらずに暴力と憎しみを募らせている者もいる。
 「やりなおし」をすることは本当にむつかしい。
 願わくば…フィツが70年くらいで目を覚ましますように。
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31477160


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
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# by stelaro | 2013-09-01 16:18 | コトノハ:ブックレビュウ