スティルライフ, I follow the sun

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I WISH...

■ 2006/12/31 Sun 「I WISH...」



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for new year 2007

stelaro / ma.i

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by stelaro | 2006-12-31 23:41 | フォトノヲト

なつ。

■ 2006/12/19 Tue 「なつ。」


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若干、はやく届きました、
じぶんへのクリスマスプレゼント
もとい、
「8 15 OKINAWA Cocco」、by NHK出版。

プルメリアの花のぽってりしたしろい厚みとむせぶ甘さ、が
この灰色な冬の東京から思うあの夏のイメージにかぎりなく近いこと、を
左手の指で、さらさらの紙にさわりながら、ふと気がついた。
なかみ、そのものよりも、むしろ。

あーかえれない。
あーもうにどと。

写真は
思い出すことや記憶を鮮明にするために使うものじゃなく
まるで別のものを聞きとるためにあるんだよ、ということを
はじめのページから思い知らされてしまうので、これはやっぱり
「わたしのなかの8月15日」は永遠にそのまま凍結しようとこころに
決めなければならぬなと、思ったこと。

それとも、また、思いだすんかな。
焦げるくらいの太陽がかえってきて、それから
はだしで歩くこととかノースリーブのワンピースとか草履とかそういうものが
こころになじむようになったら、また
わたしは冬を忘れて
灰色の空を忘れて

そうやって、いきていくんかな。

うたいながら笑った、なつのうたひめ
わたしのこころにえいえんにやどれよ

沖縄のこっこはとてもハッピーにみえてうれしかった
ここに焼かれたこっこは、どこまでも鮮明で
それは、今わたしがいる場所がそうであるからかもしれないけど
まるで、まるで「裸足のままの歌姫」であるようだったから

少しだけ、
かなしかった。

愛(かな)しかった。
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by stelaro | 2006-12-19 21:27 | arts+music

祝福の角

ちょっとした会議、などのために外へ出る。
いつもはばたばたと閉まったあとのお店がみんなみんな
きれいなその内臓、を
わたしに見せてくれている。

バスで、とおりすぎてゆく、外。

立ち寄れない花屋が道いっぱいに
いまのための花(主に鉢植え、トピアリー)を
歩道にまで並べているから、わたしは
バスなんてもう降りたくなってしまうのだけど……

圧倒的に、葉っぱの多い12月。
紅のポインセチアが
きみどりのゴールドクレストが
並んで並んで道ゆくひとを止めている。
そうして
破れない金属のかべに隔てられたわたしのことも
しっかりと、そのあざやかさに留めている。

十二月、三冬月、
ひくい曇り空のしたの
走り駆ける風景。
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by stelaro | 2006-12-16 15:23 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間

夜夢、まなこ

雨の底にいるのは、海の底にいるのとおなじだと
もうにどとはしらない夜汽車のなかで
そのひとはいった

一枚のみどりの葉をあかりにかざし
はしる葉脈をたんねんに
しらべながら

ぼくは、上着のポケットからいちまいの地図をだす
皺をひろげてゆけば、それは
かさついてふるびた大きな枯れ葉であって
見つけるべき別れ道も
湖をかこむ森も
なにひとつ、見出だせはしなかった
すみからすみまで、スクエアに
こまかな皺までをのばしながら指の先で
この欠けた紙片の奥そこをさぐってみる、けれど

たったひとりのいきものの声も
そこから聞こえてこない、まま

よい指をしているね、と
ぼくとぼくの指と膝のうえの枯れた地図をみながら
そのひとが言った
ものをつくる指ではない
ものを呼び起こす指だと
そのひとは言った

みどりの葉はきちんとかばんの上に置かれ
黒い上着に黒いぼたんがうっすらひかるなか
しずかなひとみで、彼がぼくをみている
いつからだろう
考えても、思い出せないくらいすべらかな
それはまなざしの移動だったから

誰のすがたも見えない夜汽車だ
いや、その指をもっているならば
きみにはきっと見えてくるだろうよ…そう言って
みどりの葉をかばんにしまう白い手つき。
このひとには、さんざめく
しずかなおおぜいの「ほかのひとびと」がみえるのか

耳にとどく寸断ない雨をききながら
黒い靴はやわらかく、その足をつつんでいた

ぼくは靴うらにこびりつき乾いた泥を
そっと、落とす
白いでこぼこの海岸戦から河へふみこみ
つめたく刃物じみた流れをわたったくたびれた靴は
ただ
今までのぼくが夢でなかったと
唯一の証拠をあらわしてくれているような
気が、した

かすかに点滅する天井のあかり
にどと走らない夜汽車が
雨にはこばれて、どこかへとゆく
しずかなしずかすぎるひとびとを、のせて

みどりの葉脈の道を
枯れた地図の折り目を
てがかりにしてすすむ、ただ、終わりの決められていない
ひどく、やすらかな旅だ

黒い靴、黒い上着、黒い外套、
そして
うすきいろなひかりにすける、行き先のよめない地図
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by stelaro | 2006-12-15 04:49 | コトノハ:呟

ps. こころの、え

■ 2006/12/10 Sun 「こころの、え」

ある、心象画からの一節

1、
「冷たい月」
凍り付いている
寒くはない、けれど、あたたかくない
ミスは見逃されないから
ひどく緊張感がみなぎっている…指の先まで

2、
あのひとがいる明るいところへは、ぼくは入れない。
入ろうと、考えたことも、ない。
近付くことも。
そのほうが邪魔でないし、それに
離れているほうが、安全だと思う
遠ざかりすぎても、危険だけども

3、
あやまちをしてはならない、だからぼくは身動きできない。
あの人が何をいけないと考えるのかわからない。
全身で成り行きをうかがう。
何ひとつ変わらないとわかっているけれども
でも今にも何かが爆発しそうな気がする。

4、
背中は、まだ、安全。
もしも起き上がったら、立ち上がったら、
そのときはおしまい。
逃げ隠れる自由とか、はないから
たぶん嵐が来るだろう
ほかの人が結託して起きる嵐で
ぼくは、好きにされるしかない

5、
薄暗いところにいるのにどうして
隠れられてることに、ならないんだろう
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by stelaro | 2006-12-10 02:06 | ps & p.s.

カイジュウ的しちごさん。

■ 2006/12/10 Sun 「カイジュウ的しちごさん。」


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ほんじつは、知るひとぞ知る
カンリニンのあいするぬいぐるみカイジュウ「たま」の
れっきとした六回目の誕生日です

というわけなので

「おたんじょうびおめでとう!」

ちなみに左隣に座っているきょとりこした目の黒猫は
愛称「ニムくん」という、たまの弟分です
赤いリボンを巻いているけれど実はそれは
ワンダフルワールドのロゴ入りリボンなのだ!という
ひそかにえらい、しかし元はとても目つきが悪く
その目つきの悪さでカンリニンをうちたおして飼い猫になったという
なかなかのツワモノ猫です。黒猫ですがジジではありません
どちらかというとテトに似ています

さて、たまですが

思えば六年前、たまは上野の国立科学博物館の
ややうすぐらい(といっても決してさびれているわけではない)ミュージアムショップ
=かはくショップ、のぬいぐるみ檻の中へ
ほかのぽよぽよした恐竜ぬいぐるみ仲間といっしょに
ごちゃ。
とつまれておりました。

そこへやってきたのが、ぬいぐるみ並みにぽよぽよしたカンリニンでありました。

類は友を呼ぶ、と申しますか
もしくは、ぽよぽよにはぽよぽよにしか見えないヒカリでもあるのか
日頃はあまりぬいぐるみなどに目を向けないカンリニンはこのとき
一直線にまっしぐらにぬいぐるみ檻の元にあるいてゆき
たま(このときはまだ名無し)をまっさきに抱き上げて
かわいい!
と叫んだのでありました。

思えば、たいへん「うんめいてきなであい」だと思われます

なぜならそのあと檻のなかにいたほかのぬいぐるみを
一匹のこらずカンリニンは抱き上げてしみじみと顔を眺めたのですが
結局のところ
「さいしょに抱き上げたみずいろのがいちばんすてき」
と、満場一致で結論付けられましたがため
この水色ぬいぐるみカイジュウは
あらためて、檻からかかえられあげられまして
上野から、ひろい世界へと旅立ったのでありました

(身代は、500円玉ひとつでございました)

そしてその晩
このすばらしい運命的出会いにもかかわらず
しみじみとこのぬいぐるみカイジュウと顔を見合わせたカンリニンは
「かいじゅうっていうか、かば」
と、おそれおおいことばをきっぱりと言ってのけ
「名前はたまにする!」
と、断言したそうです、、、、、はい。

かくして、たまのできあがり。

すべては、六年前の、12月10日のことでありました……

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by stelaro | 2006-12-10 01:04 | スイカペンギン、日々笑事

マリエットコート。

■ 2006/12/05 Tue 「マリエットコート。」


イコール、この秋、わたしがひたすら(心的に)ビンボウであった理由。

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……はい、
買ってしまったのです。
昨年さんざ悩んでいたものを、とうとう今年
「再販希望を出してしまった勢いにのって予約購入」
してしまったのです。
寒くなるずっと前におうちにやってきて、しばらくは
観賞用としてこっそりこっそり吊るされていたコート、、、
お値段なんて誰にもいえない、
というか買ったことはうちのひとには秘密……(>_<;

そのあと更に再販がされていて
ちょっとばかり泣きましたが(<ほんとうにまずしかった)
とにかく、マグダレンさんにちゃんとデビューをしてしまいました。

着てみて驚いたことに、、、サイズ、ぴったり。(○_○;

体型として、市販のお洋服で
サイズが合うということが有り得ないのですが
(除く子供服160サイズ)
ほんとうにきちんとぴったりで驚きました。
肩幅がね、、、ちゃんとしっかりぴったりなの。

ただ、編み上げの位置から言うと、もう少し背が高いヒトが
短めに着るコートなのかな、、、とは、やはり思いますが。
(膝下ぴたり、ということはないのかもしれませんが)
で、でも。
私はこの丈がとってもとっても好きなのです。
ちなみに、上半身がやや着膨れなのは
ひとえに下に仕込んでいるお洋服のデザインのせい、、、です。
ハナヲさんのローウエスト別珍JSKを着ているので。
両サイドにふかふかのリボンを結ぶと
やはり、、、コートはAラインのほうが無理ないですね……。
(でもいいの、今日はいいの!)

なにしろ思いのほかあったかいコートにくるまれて
ああなんだか感激してしまった本日でした。
思えば、現・マグダレンのデザイナーさんがメイデンをやっていたころ
私はひたすら、メイデンのお洋服が好きだったのだった……



コート=メアリーマグダレン、マリエットコート(2006年版・茶色)
ブーツ=REGAL、、、の7年位前の編み上げブーツ。
帽子=高校生のころに母に買ってもらったような気がする。(古)
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by stelaro | 2006-12-05 20:48 | 服色日記

虹ガ出タナラ

■ 2006/12/03 Sun 「虹ガ出タナラ」

真冬並みの冷え込みでしょう、と
気象予報士が口をそろえて唱えるなか、朝を迎える。
ぼんやりと目を開けて、ぐるりをみわたすと
窓の外はどうもおかしくきいろなのだ。
きっと、これは、雲と霧とおひさんとがなにかをやらかしているに違いないと
ぼくは、がらがらと窓を開け、きんと冷えた空気を痛んだ喉に吸い込まないように
気をつけながら、外に顔を突き出す。
そしてみつける、
西の空に
おおきく弧を描いた、虹のスペクトルを。

オーヴァー・ザ・レインボゥ

虹を追いかけた子どもは二度と戻らないということ、
笛吹きがすべての若者たちを連れ去っていったこと、
しかし、ほんとうは
虹はすぐそこに浮かんでいるのかもしれないともぼくは思った。
あんまりきれいに弧を描き
黒につづく赤から深い深い藍紫まで
ふわり
とかけのぼってゆく色のしまじまだから。
ぼくが、ぼくたちがたしかに笑い泣きすごしたあの建物の部屋の
ちょうど窓からのびてゆき、北の空へとまっすぐに抜ける
それは、たしかなるかけはしだったから。

手を伸ばさなければ
手のなかにあるのかもしれない
きいろなひかりがきらきらとひんがしから照りつけて
細かな雨のちらつくなか
くっきりと、冬の虹はそこに「懸かって」居た。
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by stelaro | 2006-12-03 08:01 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間

12月、恒例のひとに出会う。

■ 2006/12/2 Sat 「12月、恒例のひとに出会う。」

うらうらとあったかかったひるまの日、
ああ気がつけばそろそろ12月になるのだなあ、と
てとてとと、散歩歩きのような足取りで
気まぐれに、ちがう道をぐるりと回ってやってきて、
そうしてまた、このひとに出会いました。

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こんにちは。


このひとは、ペットグッズショップの看板犬さんです。
ほんものの看板犬さんもいるようなのですが(そちらは白のけむくじゃらの小型犬)
お店のガラスのドアの向こうで跳ね回っていて、あまりお近づきにはなれません。

こういうあてどなき歩きをするようになってからこのひとに出会い
会うたびに思わずこんにちはと言い
忘れたころにまた出会い、、、と、くりかえし
私が知るかぎり、かれこれ三年はこの場所にどっしりと座って
「りっぱな看板犬」の役割を果たしているのですが
(なかには台風の日さえあったのですが!)
どうも、その重量に見合ったカンロクと哀愁をもっているように思えてしかたなく
そのあたりがどうやら、尊敬しつつともだちになりたくなっちゃうような
ポイントのような気がします。

実際、カメラのファインダーを通すと一気に哀愁が増してしまうので
被写体としてはかなり難しげなひとです。
ほんとうにねえ、ヒトの目でみると凛々しいのに
どうしてかなしそうになっちゃうの?もう一枚いいですか?
と、話しかけながら延々写真を撮っては、「ありがとうございましたさよなら」
とお辞儀をして帰っていくエプロンスカートな人間+犬の図は……
傍からみると、たぶん、かなり奇異なんであろうか。
いやきっと奇異だろう。

ちなみに、今回すっぽり着せられたサンタクローズ装束をみて思い出したこと。

「ケンタッキーフライドチキンの前に立つカーネルサンダース人形は
地球上世界各国共通ににょきにょき立っているとおもいきや、
実は日本支店にしか、いない」

薬屋さんの前のケロヨン。
不二家の前のペコちゃん。
ケンタッキーの前のカーネルサンダース。
小樽のケンタッキーのカーネルおじさんは黒ブチメガネをなくしていた。
ああ66歳でフライドチキン屋をひらいて大成功したカーネルさんだけど
まさか、太平洋をはさんだ反対側の国で
無数の自分の分身が、にこにこ笑いながら
お店ごとにカスタマイズされてみたり老眼鏡を落っことしてみたり
クリスマスにはサンタ姿になっていたりするなんて、いや想像しただろか。

そうして私はといえば
日本中のケンタッキーのお店の中に、あのカーネルさん専用の
サンタ装束が一着ずつしまわれているんだなあということを想像して
わけもなく、うきうき笑いがこみ上げてくるのだった。
ああ、日本中にちらばる隠れサンタさんたち!
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by stelaro | 2006-12-02 22:35 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間