スティルライフ, I follow the sun

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St. Valentine's Day

■ 2006/02/14 Tue

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ハッピーバレンタイン?

チョコレートが食べられないので
ゴディバの売場(一年中ある)を三重くらいにかこむ
女の子たちを、ふえええええ、と横目でみながら
「ガトーしらはまのストロベリーレアチーズタルト」を
ホールで買ってまいりまして。

最愛のぬいぐるみカイジュウたま、には
ベルギー産のクーベルチュールチョコレート使用、などという
すごい響きのミニチョコをあげました。至福ー。

やさしい時間のありますように。



今日のお洋服
DIETS!のベロアワンピース+月の王冠のチュールレースペチコート
イノセントワールドの薔薇レースヘアバンド
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by stelaro | 2006-02-14 22:42 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間

「みすゞ」

■ 2006/02/12 Mon 「みすゞ」

もし
書くことのできることばのなにひとつが
このせかいから見えなくなってしまったら
この目にうつらなくなったなら
私はそれでも以前とおなじに
いきるということを、享受していけるでしょうか

笑いながら
眼にうつるのは
たりないばかりのわたくしと追いつけないせかいと
つかれはてた、たったひとつのことばが
うちしおれていて、それでも、

風景は世界はこの手のなかで色褪せることを
すくなくともわたしは知っている
流れてこぼれる水がただひからびるのも
かがやいてひかっていたみどりがいつのまにか
薄暗さのなかにひたるのも。

風が腕のなかを通り抜けていくときの感じ
色とにおいと手触りと、音、ことば、囁き
それがうすれてなくなったあとの
かなしいまでの、ひとりぼっち、ひとりぼっち、

前とおなじに居られるか
そんな夢なら醒めないがよくて
けれども
せかいは色褪せていないのに
わたしのことばはちびた鉛筆。
もう、芯までけずられて
痛いと呟くばかりなら、もしもずっとずっとそれが
つづいてやまないのなら

「あすからなにを書きましょう」

それはとてつもなく狂おしい場所であるように思え
わたしはそうっと、このひとの行為を
ゆるすしかないように、思いました。
さざなみみたいに沖へ沖へ
死というなまえの沖へ
ひきよせられてゆき、もう二度ともどらないこと。
青い海、青い腕。

陰影ということの、とてもうつくしい物語にて
はじめはそれをわたしは、白と黒だと思ったけれど
ほんとうは違い
ひかりと陰だった。
とてもとてもなじんでしまう、境目のない
ふたつの存在だった。

追記。
田中美里の演技は妖しいくらいではっとする。
童女のように人形のように狂女のように
生活に疲れ果てた女のように
つぎつぎとうつりかわってゆくその瞳と風情がなくてはきっと
この映画には、芯はたたなかったような気がする。



data :
「みすゞ」五十嵐匠監督、2001年、日本、105分
26歳で夭折した幻の天才童謡詩人、金子みすゞ、その儚くも鮮烈な一生涯。
田中美里、中村嘉葎雄、永島暎子、寺島進、加瀬亮
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by stelaro | 2006-02-12 02:32 | コトノハ:cinema

鳳仙花、二月

雪の降っていることを知らないでもいい
あたたかい白い三階建てのビル、から出てゆく。
ただ雪ということがうれしかったから、ぼくは
傘を忘れてよかったと思った。下から見上げると灰色に見える雪つぶて
髪の毛をすべり鞄にとどまる
三階のあの部屋のあの窓から下の世界を見下ろしたら、きっと
映画の1シーンみたいだったろう。

すべるように交差し行き交う人たちのなかでぽつんと
朱いコート着た「someone」が
くっきりと上に両腕をのばしわらっている、風景。
あのつめたい花はいくらも落ちてその絵を飾り
ぼくはかじかんだ指先をくちびるで噛む。
白い手の先にうっすら染まる爪先で雪のひとかけらをつまんで

凍る手に、ふりかかる氷の筆先

紅い花の、咲くような気がした。
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by stelaro | 2006-02-05 02:57 | コトノハ:呟

誰かきみへのパヴァーヌ

雪の花の咲かない
あの場所へ、ぼくはゆく
とけなかった氷のことも
もう、記憶から、
切り離してしまっていいから

抱えていくべきねがいはもうすべて
荷造りがすんで

あとは
あなたに声をかけるだけです
だいじょうぶ、と
ただ、なんでもなく声を

海の向こうにはニライカナイ
山の向こうにはシャングリラ

ただぼくを連れて

さようならの言い方を
もう少し、学んで

「だいじょうぶだよ
だから
ばいばい」


NAO.K
Autumn_Snowday,Icame_here
crying under the REALSKY;
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by stelaro | 2006-02-02 21:50 | コトノハ:呟