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photo note 「2004/02」

2004, February




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如月、雨、ダノイ



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あしあとを残す






date : 2004/02/02, nishiazabu
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by stelaro | 2005-02-28 12:53 | フォトノヲト

日曜日の楽しみと持つべき本のこと

■ 2005/02/27 Sun 13:14 「日曜日の楽しみと持つべき本のこと」

すごくかんたんなことなんだけれど
このごろ楽しみにしていること
日曜日の新聞の、まんなかあたり
本の特集のページをひらいて読むこと
うちでとっている新聞は(たまに出てくるけど)朝日新聞で
日曜日に、およそ紙面の4ページをさいて
読書欄ができるのです
最近のベストセラーのこと、おすすめマンガのこと
新刊書の書評欄がたくさん、それに出版者広告もたくさん

気に入りそうだなアンテナにひっかかった本は
雑記帳につくったかんたんリストに書き抜いてみる
タイトル、著者、出版者と、、、それからいちおう価格
居並んだタイトルのかたより具合に自分で笑っちゃったりするんだけど
小説と民俗学と医療系の本ばかりだ、うひゃひゃ
なんて(この読書傾向は昔からほんとうに変わらない)

赤いしっかりした紙表紙のノートは
ほんとうにてきとうに使っているので
いちばん最初なんて、学祭の来訪者さん感想表、になっているので
……皆さんの直筆メモなんかが残っている
あのころ、会いに来てくれてどうもありがとう

そのあとはもう最近に、とびとびの
オクスリ記録やらなんとなく日記やら、お買い物計画やら
いまのところ最後のページを飾っているのがこの「いついつか読みたい本リスト」で
実際、本屋さんに走っていって買ってくる、とか
図書館に取り寄せをたのむ、とかそういう行動に出るわけではないんだけれど(…ものぐさ!)
こういうメモが手元にあるとなんとなくおちついてたのしい
いついつか読みたい本リスト

小学生あたりからのひとつの癖だと思う
そのころは……
いついつか買いたい本リスト
要するに今とあまり変わらないかも

「大草原の小さな家」シリーズを福音館書店発行の
詳細訳のハードカバーで全5冊そろえる、
わたりむつこさんの「はなはなみんみ物語」、ばおばぶ出版、
クレヨン王国シリーズがたくさん、
リンドグレーン、アーサー・ランサム、ドリトル先生、
灰谷健二郎も立原えりかも。

「クレヨン王国月のたまご」は高校生のときに一大決心をして
そろえたのです、青い鳥文庫とはいえ8冊あるので決心です
臥せったのを機に部屋からおろしてきて
枕もとに並べて積んでみた
台風とか、すごく晴れた夏休みとか、おふとんにこもるときとか
そういうときはなんとなく子どもの本が似合うような気が、して
そこにあることが、たぶんうれしいから
枕元の積読

ひるまにめくってみるのはオルコットの「八人のいとこ」
村岡花子訳、角川書店
私が持っているこれら由緒正しき少女小説は、だいたいが
母が十代のころにおこづかいで買い集めたのをゆずりうけたもので
黄色い紙表紙にぱりぱりのゼラチン紙みたいなカバーのついた古いもの
昭和35年発行、定価120円、なんて奥付にあるのがふつう
なかには完全に旧字体のものも含まれている
ひらがなはふつうに読めるけれど漢字は想像で読んだから
「恋」、の旧字がよめなくて「変」トカンチガイをして
どうしてこのころの女の子はみんな十いくつになると
へんじん、がすきになるのかなあ、おかしいなあ
なんてまじめに思っていたのは実のところ本当の話です

ときどき活字がひっくりかえっていたりする
行間がすっぽり開いていたり単語が入れかわっていたりする
図書館でえんえんとページめくりをしていたころ、そんなミスに出会うと
こっそりうれしかった、本が可愛くなるみたいな感覚
現代日本の印刷事情はものすごくいいので
そういう個性あふれた本にめぐりあうことは
もうたぶんきっと、ないのだけど
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by stelaro | 2005-02-27 13:04 | コトノハ:ブックレビュウ

カフェ・コーヒー

■ 2005/02/26 Sat 12:04 「カフェ・コーヒー」

スターバックス
大学の頃は入れなかった……注文のしかたがよくわからなかったから!
ベースのコーヒーを選んで、トッピング?苦味?ミルクの有無?
店頭のメニュー表をみて怖気づいて回れ右をしていた
今とメニューって、ちがったんだろうか……はて?

エクセシオール・カフェが毎朝いい香りで
スタンド形式のそこでエスプレッソを飲んでいるひとを
いいなあと思いながらつめたい空気のなかを
急ぎ足で階段を駆けおりて、すぐに変わってしまう信号にむかって
ダッシュするごとくに歩いていた
いちども入ったことはなかった、が
誰かが、知らない誰かが、朝に飲み食いしているすがたを
そういえばわたしはずっと前から好きだった気がする
予備校へ行く途中にある、道に面したガラスばりの喫茶店、とか
あのトーストをかじっていた、ローヒールのおんなのひと

いつかあの席に座っておんなじことをしたいな、というのと一緒に
この場所でそれを見ているのも、きっと同等に。

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いちばん近くにあるスターバックスが好きです
通りがかれば行きたいのです
置いてあるコーヒーの味が好き、というよりも
むしろこれはもう、お店のスタッフのひとたちが好き
今日も、ぼんやり店頭に立っていたら
帰っていくお客さんが押すベビーカーに向かって
にこにこ笑いながらカウンターの中から大きく両手をふっていた
レジ係の女の子と緑色のエプロン
たのしいよって、そうやって笑い顔で言っている人たち

おともだちが書いていて、ふと、飲んでみようかなと、思って
カップの中身は、タゾ・チャイ・ティーラテ
スパイシーでおいしかった、よ
それであっても飲みやすくて

今日は、ささやかにお菓子を買って帰ろう
かさかさ袋につめてもらったビスコッティとガレットは
かなり、けっこう、お気に入りの味がする
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by stelaro | 2005-02-26 12:04 | 点景、スロウデイズ、紅茶時間

1000になったら

■ 2005/02/25 Fri 15:46 「1000になったら」

さて
エキサイトブログ、にはカウンタがいちおう付いているのですが
(管理者しか見られない、たんなる記録的意味合いで)
これが1000になったら公開にしようかな、と
ぼんやりと考えていたのです
未だに未公開設定なのだこの場所は、笑
だいぶね、初めよりもじわじわとひろがってきているようですが
(先日はじめてトラックバックいただきました、アリガトウ)

三ヶ月目に公開にしようかなと思っていて
それじゃちょっと、早いような気がして
(11月27日からかぞえて三ヶ月目は、つまり、あさって?)
カウンタ1000、を考え付いたんだけれど
気がついたら今、800なんです、最近めぐりが早いようで
いやはやどうしようかなと

思いながらちょっと出かけてきます
田園詩のりんごワンピースおろしました、古着ですが
このプリントたのしいです。
上からストリートオルガンの茶色かぶり式エプロンを着てみました
綿ローンなのでほんとうに飾りだけの意味しかないですが、よく似合います
帽子におさげがみで即席赤毛のアンのできあがり、
最近まったくおそろしくカントリーでしかたないのだ。

でもマスクマンだけど。(笑)

みなさま花粉は大丈夫ですか
あるいは、鼻炎……
わたしはなんだか自分が実はスギ花粉ではないのじゃないかと
そんな疑いを抱きはじめています、晴れた疑いはどこにむかうのか
ええ、それは、ヒノキと、、、、、さくら。
お花見のたびにくしゃみ鼻水せき微熱で泣いておりますゆえに。
ああ、認めたく、ない……。

どうでもいいけれどスペイン語でムイ・ビエンって「たいへんけっこう」という意味なのだ
ビエン、ビエン
オールオッケイ

ちなみにわたくしめの本名はスペイン人にはとても発音しやすいの
なぜならば
スペイン語の単語にそのものがあるから。
ちなみに意味が
「気のいい男」

………。
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by stelaro | 2005-02-25 15:46 | about here

春に。

■ 2005/02/24 Thu 17:27 「春に。」

過日、ガーランドに足をはこんだのです
ざんねんだけれどいちばん近くの店舗が閉店とのことで
さいごのご挨拶ができたらいいなと、思ったのもあって
つめたいつめたい雨の日に
傘さして、電車など乗り、とぽとぽ、

相模大野のこのお店はとてもかわいい、水色とベージュでできていて
ストリートオルガンや田園詩の頃のお店の装飾だったのかも?と
そう思うような、古びた小物が飾ってあったりして好きでした
エスカレーターを挟んで向かいにある「粋屋」というお店もたいへんおすすめ
てぬぐいがかわいかった、もう梅はおしまいで桜なのです
春ですね
それから四階にあるジェラート屋さんのフレーバーがたのしかったり
コージーコーナーは大きくガラス張りにつくってあって
大きなクロカンブッシェ(?)がどんと飾ってあったりしておもしろかった
ちっちゃいシューをつみあげてチョコレートでコーティングしたりしている、三角錐ケーキ
結婚式で最近、ウエディングケーキとして人気みたいなのだけど
この名前でよかったっけ

アクセサリーの棚にてみつけたもの、今回のお買い物、そのいち
しろつめくさの裏彫りのバレッタ、たぶんピンクベージュ
裏彫りのバレッタがひとつほしいなとかねがね思っていたので
思わぬところで買えてうれしかった、しかもしろつめくさ
最近アクセサリーはずっとビーズ細工かパン粘土が続いていたし
この機会を逃してはいけない!としっかり離さなかったことです
春の気配だなあとつつんでいただきつつ思いました
ピンクベージュの透明に、白のつめくさ
背景は、今回いただいた、ダイレクトメールのイラスト

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そのに、
店員のおじさんが呼ぶところのたんぽぽちゃん
とてもきれいなスカートのみどりはたぶんこのときにしか出されなかった色目で
ポスターカラーでビリジアンにホワイトを混ぜるとできたあの色に似ていると思う……
色違いのピンクベージュもあったし、きなりのエプロンもあったのだけれど
折角なのでたんぽぽ刺繍のめだつこちらを選んでみた
みどりの地に白や黄色の刺繍の糸が映えていて、とってもいい
ガーランドは刺繍がとてもすきなのです
最初に惚れたエプロンの、スモッキングと巻き薔薇刺繍の細工からはじまって
キャメル色のカットソーの胸元に並んだ赤いさくらんぼまで
今回教えていただいたのだけれど、刺繍を担当しているのは
オルガン時代からの職人さんで、とてもじょうずな方なのだそうです
糸の選び方や刺しかたや、刺繍のこまかさ
もともとのデザイン、絵型をきちんと生かしてよさを引き出すためのさまざまな決定事項

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たんぽぽのときのお洋服は好きなものが多かった
総刺繍のローンのワンピース+スカート、うすいグリーンが出ていて
それがとっても好きだったし…それにたんぽぽリースのペンダントとか
ただ、ずっとなにもお迎えできなかったけれど、今回晴れて
手にすることができてとてもうれしく思った
何といってもこの綿毛が可愛いのですよね、ふふふ
セットで出ていた七部袖ワンピースもシンプルで素敵なのですよう……
ほんとうはそちらも合わせて欲しいようなのですが
お財布が乏しいので……我慢がまんひたすら、我慢(T_T)

後日さっそく晴れた日におろしてみたのだけれど
とてもとても、春らしく
歩いていてたのしく思いました
明るい茶系のコーデュロイの小花スカートが秋から冬とても活躍していたんだけれど
やはり軽さがぜんぜんちがって、足元がいっそう自由で
もっとも、シーチングのスカートにドロワーズだけは
少々まだ、寒かったのですが……うん、別にちゃんとペチコートが入り用な感じです
晴れていてもね、節分はすぎてもね
やはり、まだ
きさらぎの空気は春の気配ながら、つめたくて
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by stelaro | 2005-02-24 17:27 | 服色日記

「金子功のワンピース絵本」

■ 2005/02/24 Thu 「金子功のワンピース絵本」

なんというか夢のような本であることよなあ、と
開いてみて思う、金子功の絵本シリーズ
今では絶版だそうで、たまたま手に入れることができたもの
はじめの森の中で撮影されたカラーグラビア(としか呼びたくない!)が
もうめちゃめちゃかわいくて、笑っちゃった
白のブラウス、赤のギンガムチェック、
スカートの裾の刺繍
防寒にひっかけるそっけなさが可愛いジャンパー

もうこのひとのつくる服はきっとあのとおり
ユメ、というものを満載にして贈るもので
自分のためでもそれは“贈るもの”にちがいないです

デザイナー金子功についてわたしは相変わらずほとんど無知なのだが
(憧れ、というのはたくさんあっても実際触れられるかは別なので)
このひとをすごくいいな、と思ったのは実ははじめは江國香織の本の中だった
「十五歳の残像」
江國香織と各界のおとこのひと(かつて少年だった人たち)との対談集
ほかにもいろんなひとが出ているのだけど(そうして各人各様におもしろいのだけど)
そのなかに金子功氏とのものが入っていた

江國香織自身は、たぶんカネコ服とはかなり縁遠いひとだと思う
どの写真をみても映像をみても、
装飾というものがあんまりない感じのひと
私のワードローブはほとんど白と黒と灰色で構成されている、と
ずいぶん昔のエッセイの中に書いてあったけれど
今でもほんとにその通りなのじゃないかと、思うほど
黒の服なんてほとんど持っていない私とは対極のようだ

その江國香織がもうほんとうにはじめのほうに繰り出した質問
「ご自分の服を着ているひとを街中で見かけるとどう思いますか」
それへの答えで、私はこの知らない金子功、というひとを、
すごくいい!と思った
なぜって
「もうね、すごく嬉しくなっちゃうの。」
物陰からこっそり後をみてうふふふふと笑っちゃいたくなるくらい。

ねえ、なんだかとってもいいでしょう?

街中でかわいい女の子とかすてきなお洋服のひとを見つけると
すごおくゴキゲンになってしまえる
ただ単純に、うれしくてたのしい
かわいいものが好きなかわいいひとが好きで
そういう人が元気にかわいくしているのが好きで好きで
……そういう、しごくかんたんなところ

この本の中でまた金子氏は
いろいろ素敵に思うものはたくさんあるんだけれど
でも、僕には可愛いものしか作れないし、それでいいと思ってる、と
あっさり言っていて、ああそういうことよなあと、思う
時代遅れでもたぶん
指さされてもたぶん
そういうふうにつくられたお洋服はきっと
とっても愛されちゃってしかたない



今日の本:
「金子功のワンピース絵本」金子功、1983年、文化出版局、1500円
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by stelaro | 2005-02-24 16:50 | コトノハ:ブックレビュウ

Cocco、鳥の本

■ 2005/02/19 Sat 「Cocco、鳥の本」

詳細情報でましたのでひっぱっておきます
いくらか、、、すきなひとがいてうれしく思う

河出書房新社Home、ヨリ

The Bird (CD付写真集)
写真:nanaco  絵:Cocco
【7曲入りCD】 Music:The Bird
4月上旬発売予定
予価5040円(4800円+税)
B5横変型

Contents
1. The bird all stars (words : nanaco,music : Osada / Endo)
2. Feathers and tears (words : nanaco,music : Osada)
3. Father's sky(music : Osada)
4. Liquid nector tribe(music : Osada / Endo)
5. The bird (words : nanaco, music : Osada / nanaco)
6. Fly over the rainbow
   (words : nanaco / Cocco, music : Osada / nanaco / Cocco)
7. Blue birds ( Can you hear me ? )
   (words : nanaco, music : Osada / nanaco)

ああここでとうとうひとのことばをうたうのだなと思い
それはひとつ新しい空や海と近しくなり
ずっと隔たれていたものと親しくなりえたことの証拠でもあり
ながくながく
切り落とした髪のように
蝶々の変態ほどではなくともやわらかなうまれかわりのすがたかもしれない
と、
そんなことを思い
青すぎた空や流れた血や叶わないキスはもしかしてもうそこになく
超然とはりつめて孤独すぎた背中やほそいてあしのことも
きっともう
傷つきたがるひとたちのカリスマになんて
思い通りにはならないと

「変わってゆく私を笑ってもいい、変わらない思いを憶えていて」

ああ、そう
私もきっととてもかわった
それだから、春、
あたらしいうたを、この目でみます
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by stelaro | 2005-02-19 03:14 | arts+music

林檎會の、春

■ 2005/02/15 Tue 「林檎會の、春」

アップルハウスはセールのことをのみの市、とよぶ
年に一度の、のみの市

ここのなにがすきと言って、もしかして
色の名前かもしれないとときどき思う
季節ごとにお店に置かれるあたらしいカタログ
(ほとんどましかくなかたちがかわいらしいと思う、変形型の体裁をすきな私)
春のやつはきなりとピンクのコーディネートで
でも、このお店ではこの色のことをそう呼ばないで
たくさんの変わった名前を、つける

八重桜
八朔

蜃気楼

飛沫

やえざくら
はっさく
わらび
しんきろう
みずうみ
ひまつ

そうして、きなりに、くろ

そんなふうに訪れる、季節ごとの、もめんの彩りというもの
並べているとなんだか幸福なような気になってしまうので
わたしはいつも、このお店からこっそりとカタログを持って帰るのです

そういうわけでね、のみの市だったよ

あの子とまた来られたらいいなとともだちの顔を思い浮かべる
そういうお店、コットンよりももめん、スタイリッシュよりも、手作り
あたたかい手触りという理由で生地を買うように服を選ぶ

本日サニークラウズの赤のワンピースに
田園詩のざっくり重たいカーディガンジャケット
寒いときだからあたたかい白の色を着よう
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by stelaro | 2005-02-15 17:46 | 服色日記

「我が心のオルガン」

■ 2005/02/13 Sun 12:13 「我が心のオルガン」

おとなな人を好きになっちゃうのなんてせつないと思う
相手にしてくれる意味が全然ちがうのに
思わずふわふわ舞い上がったりなんかしちゃったりして
見ていると恥ずかしくて仕方なくてやめちゃったりする(やめないけど)
おいこら気づけよ、って水を浴びせたくなったりしてしまう(無理だけど)

そもそも、渦中にいる人にはかえってよく見えないのが
恋、なのかも知れないけれど
夢中すぎて疾走してしまって後がないもの。
宮崎駿の「耳をすませば」をみて
うひゃあ恥ずかしいよやめてくれよーと思ったような人は
たぶん、この映画でもきっと恥ずかしい?
こどもっぽくてまっすぐな恋のしかた

これは
まだ子どもみたいな先生と
そろそろ大人みたいな女の子の
ふたりそれぞれの
なんだかとんちんかんで、いっしょうけんめいな
恋の話

……さて。

韓流ブームって偉大ですね
気がついたらいつも借りに行っているレンタルビデオ屋さん
韓国ドラマ+映画スペースが拡大していました、棚三つ分すみからすみまで
なんて、壮観!
ひそかに「秋の童話」と「夏の香り」がみたいのですが
(映像がすごくきれいなんです、夏の香りなんてみどりが、もう!)
いつ行ってもレンタル中で手にとれたためしがないです
すごいですね

そういうわけで韓国映画も入荷していました
我が心のオルガン、イ・ビョンホン主演
この人は……土曜日にNHKの「美しき日々」で主役をやっていますが
それとはちゃんとちがってよく笑う役です
いや、美しき日々が笑わなさすぎなんだと思います
先週の回なんて、ネツを出しつつなんとかみたのですが
メインの四人が60分間一度もほほえみすらしない、という
とてもおそろしいことになっていたような。
ものすごい号泣はあったんだけど。二回も。それにタイトルが「絶望」……
ほんとうに一時間きちんと絶望していたのですごかったです。
次回予告もなんだか大変そうです、あと七回でどうやって始末をつけるのだろうかと
実はぜんぶのストーリーを知っていてすら、心配になってしまった。

とりあえず「キザが板についている敏腕お兄ちゃん」ビョンホン氏は
この映画の中では「師範学校を出たての21歳の青年教師」を演じていて
赴任したさきの田舎の学校には25歳の美人先生がいて、、、と
売り方はラブストーリーで実際ラブストーリーなのだけれど
ふたをあけると笑えちゃってしかたがないほうのストーリーで
小学校に通ってくる生徒たちやその親や近所の人や
ほんとうのヒロインであるところの彼のクラスの女生徒、それから彼自身も
コミカルな味をぐんぐん前に出してきてどうにも笑えました
終わったあとに特典でついていた予告編をみて唖然としたくらい。
だって、あたかもしっとりせつないラブストーリーの予告だったので、

……だ、だまされちゃいけない!(≧▽≦)

と。
せつないと言うより先にお笑いだよう、韓国版予告のほうが正しいよう。
冬のソナタののりで宣伝したら嘘だよう~。
しかし音楽はみんなとても素敵でした、シンプルでメロディがきれいで
おぼえやすくうたいやすく、こころにくっきりと残りやすい、きれい。
そうしてお話にも……笑えたとはいえそういう面もあったので
ああ、しっかりつくっているなあと感心したのだった
見ているものが満足するかたちのエンディングというもの
行きすぎ!という声もあがるだろうけれども

主演の少女を演じている女優さんは24とのことです
これがすごくすごくきれいな人なんだけれど
映画の中ではほとんどきれいな顔のシーンはなく
逆立ちしたって美人先生にかないそうもないのです
むしろ不貞腐れて野暮ったい、さえない子ども、、、せいぜい15。
舞台になっているのは小学校だが、年齢はおそらくみなばらばらです
戦後まだそれほどたっていない頃の農村だから
(今の韓国は日本とおなじ6・3・3制)
まあ、かなり迫力のある生徒や親たちで
きゃらきゃらと、笑え
笑いつつ

のこっているのは
遠足に行ったさきの森の黄葉
あの国の秋の色はどうしてあんなにうつくしくこがねいろなんだろう?
くしゃくしゃになるピンク色の日記帳とか、ストーブの煙突
夏祭りならんで座ったときの微妙すぎるすきま(!)とか
走って帰る野道や、顔にできた赤痣やらかけまわる鶏やら
みじかいおかっぱの髪、子どもらしいひたい
泥まみれになったうさぎの衣装
くるくる旋回する、さしのべた腕のさきのそらのまぶしさ

韓国の小学校の運動会は日本とまるでおんなじであるとか
そういうところでもいろいろ感心した
黒板消し落としとかね
教室の間取りとか
そういうのも
ああ、おんなじなんですね、と

色々なところが
すこしずつつながっているからたぶんきっと
こんなふうに、笑えてせつない



data :
「我が心のオルガン」イ・ヨンジェ監督、1999年、韓国、118分
イ・ビョンホン、チョン・ドヨン
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by stelaro | 2005-02-13 12:13 | コトノハ:cinema

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」

■ 2005/02/12 Sat 11:22 「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」

子どもの力で十分なことなんて数少なすぎるのだけど
それでもたくさんの背伸びをしたりする
それこそが等身大ということなのかも知れない
勇気に満ちていて卑怯でずるくて聞き分けができなくていっしょうけんめいだった
たくさんのことが手におえないままきらきらしていた日のこと
世界をかたまりのまま受けとっているころ
ぼくはぼくなりの理屈でものごとをやりくりしていたが
それはあんまり個人的すぎて誰にもそのままでは通じなかったんだよ
しっかりとは判ることのできないまま遠く遠くに運ばれていく

ぼんやりとながめているあっちこっちから
勝手に垣間見て感じとってしまった残酷さのかけらはいたいたしい
少しずつ行きすぎてしまったところに生きている人とか
今までと違うものにジャンプしてしまった人とか
変化しつづける全部のものとか
気がついたら置いていかれた瞬間とか

したたるみどり色やほっこりとつもった白の雪はぜんぶをつつむので
世界はこんなふうにできていてよかったと思う
ニンゲンだけだったら到底やっていけなかったか知れないとがった事象も
それなりの時間ややわらかさのなかに溶かしていってくれるので
冬を越えて夏になったら同じ日にもちがうことが重ねられるように
それでも、同じ夏であるように



data :
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」ラッセ・ハルストレム監督、1985年、スウェーデン、102分
原題 : MITT LIV SOM HUND
アントン・グランセリウス、メリンダ・キンナマン、マンフレド・セルネル、アンキ・リデン
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by stelaro | 2005-02-12 11:22 | コトノハ:cinema