スティルライフ, I follow the sun

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カテゴリ:コトノハ:呟( 72 )

みじかうた


「 あ け び 、 断 絶 」



スクエアの窓つらぬいて黄金いろの肉切りナイフがささやくおはよう


てがみなんて綴ってもね軋み割れるビーズの石をこの手にください



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by stelaro | 2011-07-15 05:50 | コトノハ:呟

みじかうた:夏朝焼


「 し ち が つ 」



そらのいろの朧のうちにさけびましょう
いきいそぐ蝉の羽根とやぶれめ


炎上をのがれた土地によこたわる
あたまは日付さえあやしく無知で


たたかいがおしまいになったのはいつですか
あしもとのことがらをしらないおとなか



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by stelaro | 2011-07-13 04:45 | コトノハ:呟

みじかうた:カラダカラ。


「 夜 拐 ふ 」


ごつごつとひたいのうらをノックするこぶしをよんだはだれかわたしか



背をまるめ呼吸をかぞえる紙の胸変拍子のやぶくひとつまたひとつ



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by stelaro | 2011-04-20 04:29 | コトノハ:呟

あぶく:きわめてひとりのカナシミ。

朝ごはんを食べて、「おひさま」、なんかを見てみた。
なんていうか恙なく新年度に移行しているのが嘘みたいなのだった。
三月ウサギはどこへ走っていっちゃったのだろう…

ぼくはといえば。
やっとのこと、見はじめたニュース映像を
(医療支援やなにかのことが気になるので、NHKでの特集を見るようになった)
切りとってふくらませたような夢をみて、起きてしまったのだったから。
なんだか夢の中を輸送車装甲車ががりがり地ならししていったようなきもち。
このあいだまでの「ふつう」を、力ずくで砕いて別物に変えるのだ。

そうしていろんなものを聞いた。
もっぱらひとのこえだった。

たしかにここは、ちがうせかい、だ。
どんなにごまかそうとしても
ぼくには、むりだ。

おしごとをしていないのとか、
家族がほとんどいない(?というと語弊があるが…
でもそんなかんじ)のとか、そういうのが影響しているのか
わたしのあたまんなか、はどちらかというと「前の日常」が戻ってきていないので、
どうしてこうやって、四月がふつうにはじまっているのか、が、わからない。

たんに、また、
カレンダーをめくりそこねてしまっただけなのかな。
ほかのひとはどうやって、時間に乗っていけるのかな。

ぼくは、たぶん、
とある年の冬からあんまり先へ進めなくなっちゃっていて、
なんだかいつも居心地がよくなれない…
なにかあると現実感が飛ぶ。
自分がここにいて自分の目が脳がてあしがきちんと
この現実にむいているという「感触」が
気がつくと、ふっと、なくなっていて。
空気のなかを泳ぐのだが、じぶんのからだに近寄れない、ような
そんな、いいわけのできない状態でふらふらとしている。

ある朝みた、目をさますと同時に、
なにも手を出すことの出来ない圧倒的なものがべたべたと
せかいじゅうい貼りつきひろがっていって、その容赦ない灰色の冷酷さが
べたつく勢いが、そのときから、あたまから消えない。

今日も、自衛隊か米軍かの輸送機が飛んでゆく音がはじまる。
こころづよい音、
不安を突き刺してくる音。
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by stelaro | 2011-04-04 09:49 | コトノハ:呟

みじかうた。


「 あ の じ か ん 、 こ の 星 で 」



かたりと地面は、みじろぎをしただけで ぼくらがこはれるがたりごとりと



からだじゅうからしみこんできた動揺を綴じくるみこみて叫ぶなわたし



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by stelaro | 2011-03-18 11:04 | コトノハ:呟

みじかうた。


「 ユ メ ヒ バ ナ 」



このうででねじきれたきんいろの花輪っか夜にねむらせ宝箱となる



無尽蔵のデブリまっしぐらに火をはなつ呼んでもいないのにことばことばことば



ざっくりと分かたれ切れるコンマ1、ぼくたちがわらふまぼろしをつづける


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by stelaro | 2011-03-10 03:13 | コトノハ:呟

Real × life

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おはようがいえない朝に
つめたくくらい朝に

うすら苦いカップに加える、ほんの少しのはちみつ
耳にとかす、ひとしずくの音のつらなり

十時間前まで禁じられていた箱から
がたり
飛び出てきた羽根をもいだ想いとか決まりとか
古い樹をばらばらにくずして手のうえにのせて

やさしいものとやさしくはないもの、その両方を
ぼくはじぶんのなかへ注いで、それから
もう目覚めない勢いをつけて目をとじる

あなたへつながる靴は
片一方しかないから
その場所まで歩けないのだ
あるいは、
歩いていったらいけないのだ

くだけそうにかみしめた歯で、次につらなるページをちぎろう。



2011.Feb.11, ma.i
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by stelaro | 2011-02-11 06:11 | コトノハ:呟

みじかうた。


「 焦がれ色 」


溜まったずれをひねくりまわし空をみる、どう蒼くても酸素がたりない



なにを解ってここまでいきてきたのだろう気づけばぼくはごめんさえ言えない



凍土に埋めたおもいでを融かせず今は腐るわたしたちのきのうちぎり引き裂く



太陽のまわりを巡るすきだとかすきじゃないとかそれでも聴きたい



たがいちがいかなしみを吐くんだざっくりとラプンツェルの髪すりきれて墜ちろ

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by stelaro | 2011-02-02 17:58 | コトノハ:呟

みじかうた。


「 ビタミンとねむり 」


解けていく東空(ひむかしぞら)の夜の層ひややかにくずれるサプリのきいろ



傷ついた指でふくんだ黒糖のあまさぬくもりうたうほろほろ



いきをよじりおしやっているのは喉でないあやまることもすでにおそくて



ななめからねじこむ音もまぼろしもいつかは消えてからだのざつおん


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by stelaro | 2011-01-29 06:11 | コトノハ:呟

みじかうた。


「 ひとり舞い 」


きみの放つやすらかすぎる拍動でわたしはずんずん遠くへゆきます



なごやかに傷みに与うた錠剤も爪とめられずわたしは鍵盤

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by stelaro | 2011-01-26 05:55 | コトノハ:呟