スティルライフ, I follow the sun

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カテゴリ:コトノハ:呟( 72 )

逆向きヒコーキ。

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ひさしぶりに飛行機に乗るべく羽田へゆく道の途中。
トランクをつめるのは、まったくもってひさしぶりじゃあありません、が
いちおう「旅」と名目がつきそうな荷造りはひさしぶりで

ただ、、、いつもと真逆なのが、
ナンゴク家出人としては、ちょっと、若干、
いや、かなり?
戸惑うことです。もうなんだかヒコーキは南西に向かうと
からだのなかで決まっているらしい。

……身内のお祝い事、なので
トランクのなかみはワンピースだけどドレス。
さんだるでも下駄でもなく、灰紫色のストラップシューズ、が
つまって、います。
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by stelaro | 2014-08-22 11:47 | コトノハ:呟

雑文、殴る。

「 モ ノ ロ ヲ グ 」



きみのため装った色を剥がしてく顕れてゆく褪せきったもの


満月を追いかけ追いかけ思い知れのぞみの消滅からからのユメ


拭えないなみだの意味は失った予兆の覚悟の先取りでした



文月、蝉鳴く夜に、ma.i
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by stelaro | 2014-07-29 02:12 | コトノハ:呟

あたらしいひと?

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あたらしいひとが、きました。


…………うさぎ〜。


とりあえず、うちにきたひとは
たまに、アイサツを、することになっております。



「はじめまして、たまデス!」


「…………(・・)」


「あのう……はじめましテ?」


「…………(・・)」



あたらしくきたひと、には、くちがなかったのに
たまは、ちょっと、気がついていないもよう。


フシギいきものと、ぬいさんとの毎日。


注:うちに、それほどぬいぐるみはおりません…
たまと、黒猫と、ばくふたりと、うさぎがいるのみ。
ただ…どうぶつはたくさん…いるやも。
今くるっと見渡したところで、
素材用途さまざまな、しろくまとぱんだとぶたとあひる?と
ねことねことともぐらとかいじゅうとかいじゅうと以下略( ̄▽ ̄;)


しかし…あたらしくきたひと、なかなか食べにくい姿を…(-_-;)
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by stelaro | 2014-07-22 22:26 | コトノハ:呟

雑文:真夜中コート

「 雨と林檎、そして音 」



こよみは梅雨の入り口にきた
降りはじめればおちる水は寸断なく
唐突に叩きつける雨音はまるでスコール
やぶれかけたしんぞうと息継ぎを
食い荒らしてわらう

両耳にねじこんだイヤホンから囁く
ひとまえでうたうのをやめた少女のこえ
それは、たとえば
みずうみや、やわらかな
雨上がりのそらをわたってきた空気に似ていて

くりかえされる荒々しさに紛れていた
あの碧のいろにただ惹かれ、両腕をさしだした日を
しろい砂とがらすのような波を見下ろしていた日を
陽をすかしてひかるメタセコイアの若葉を待つ日を

混沌としたキノウのプールから掬いだして
ぼくに、そっと、
さしだしてみせる

寸断なくまいにちは殴りつけ
ゆらぎながら、やぶれかけ
かたむいては目を閉じ
みうしなった、せきとめた涙の出口
さけびを、嘔吐を
そらぞらしい、わらいを

うっすらとぼくを被いつつむ
うすくうすく、たよりなくとも
今日、今夜、いまこのときも
とめられない、じかんのなかで
まぶされる棘、きりつけるちいさな傷が
あまりにふかく、ならないよう
あんまりたやすくみうしなえる、いつかの手触り
ひかりを、あざやかな色を
手がかりに

まだ
息をつづけることができる
まだ

エデンの蛇のささやきはつづく
紅い林檎をかじろうと陰に日向に伏流して
きまぐれな誘惑とぼくがともに
今、このときも息をしていて

きまぐれのようにこの壁を蹴れば
あなたの涙をみとどけることはできない
声をうけとることができない
消えないきずはあんまりたやすく

この境目で、まだぼくがうたう
こころをくいしばることを
がんじがらめの枷にして、ただ

せかいの終わるうたを、つづけて



水無月、雨夜、ma.i

プロジェクト「転校生」より
・きみにまほうをかけました
・エンドロール
・空中のダンス、ほうかご、ほか
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by stelaro | 2014-06-08 04:26 | コトノハ:呟

みじかうた:馴染まないかたち

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「 失 せ も の さ が し 」



ぎこちない指ひろげたなら碧硝子かすかにすける「たすけて」のきず


天窓をぱりぱりと打つ音を聞きいまのわたしは雨を知ります


いつまでもくりかえし続く電子音きみの寝息と奏でるトレモロ



「 オ ワ リ ハ ジ マ リ 」



しろいしろい壁はすあしにざらついてジュテでとびだす小鳥であれば


みぎうでを瞼にのせてくらやみの金平糖のにじんでゆがむ



皐月、12〜夜と朝のあいだ、ma.i
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by stelaro | 2014-05-13 04:18 | コトノハ:呟

あしたのきみへ

「 芽 吹 き 夢 」



まっしろになりたかった
ほんとうは
まっしろで、いたかった

いつも。

ただ、もいちど、
あなたに会えたなら

いきてゆくのがとくいではないぼくと
きみは語ることばをもてるだろうか

はしゃぐではなく
そらとぼけるでなく
虚勢もはらって
ほかの、ぼくが
ぼくじしんがつくりだしたどの「ぼく」にも
なってしまうことはなく

この目で
この腕で
なにもまとわない声で
きみに

こころにおもうことをことばに
からだごと、まっすぐに
淡くつよくひかる流星の一瞬

鶴を、折ろう
汚れないしろい紙でひとおりひとおり
指先とてのひらをあたためながら
いのちをなぜ吹くように

この部屋の床がみえなくなるまで
みえなくなっても

さびしいとかむなしいとか絶望とか
そんなものたちを感じなくてすむまでに
きみのなかから追い出せるまでに
夜のなかもほのかなあかりが照らすよう
月に気づかなくても
すすけたそらに星が
かくされたとしても

鶴を、折りたい
まっしろな鶴のねがいを
きみがいるだけ
こころの隅にのこるだけ

………。

むげんのましろな紙の羽がいつかいっせいにはばたく、そのときを
いっしょに見よう
しっかりと、手を、つないで
あの朝とおなじ色のそらを見上げて

ながい、ながい時間の果てで

いつか



皐月、檸檬の夜、ma.i
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by stelaro | 2014-05-03 01:57 | コトノハ:呟

「碧水」

「 雫 め ぐ り 」



トタン屋根におちる、ばらっばらとだだだ

繁ったゴーヤの葉に吸はれる、さわさわさわ

コンクリにアスファルトに、ぷつぶつぱちぱち

みずのたまりへぴたぴちゃぴたぴちゃ

ぴしゃっざざざざわざざざ

じゃあ
ねえきみ

大海原をよこぎる雨雲

太古の火口にふりそそいだ豪雨

乾いたさばくにおとずれる雨季のさいしょのひとしずく

それらはいったいぼくたちの
耳になにをささやくだろう


まなうらにおもいうかべる光景

こころを耳をすませてさぐる



いつかいつかぼくたちは、それら水の奏でる風景を

おもえる日がくるのだろうか

気がつけば知らない無音かさえもこの耳に

まぼろしのように消えている


例えばいちめんの砂のうみにふる水のおんがく



ma.i
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by stelaro | 2014-04-30 04:51 | コトノハ:呟

みじかうた:意地っ張りピエロ

「 砂 の 時 計 」



するするとつかむまもなくきえてゆく
ちいさな「時」のプールがのこる


カガクテキセイブン、がめぐる血のなかで
みぎひたりうろつく胸のざわざわ


きょうの陽もさようならとか言えなくて
おいてけぼりがもひとつつのる



「 も し か し て 」



触れたいなわらってみたいな泣きたいな
いつまでつづくきみへの線路


いきてゆく息をつづけるそのことが
曖昧に溶けるビーカーを抱く


かなわない恋をあしたの杖にして
ひとりどこまでつづけてゆける



………ねえきみ、げんきかい
このせかいを、みているかい

たとえばそれは、さみどりの銀杏の若葉だ
明るすぎる空にけんめいにひかる赤い星だ



卯月、花水木うすく咲くころ
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by stelaro | 2014-04-17 03:43 | コトノハ:呟

みじかうた:おりたたまれた日々


「 月、さざなみ 」



くちかけたゆきうさぎいろの天窓にまた今朝もとまる音もなく烏



熱おびてねむりをとめる耳朶つまみただぽっかりと朝のしらじら



三百と六十五にちをいきのびたぼくために折ろうかましろな鶴を



「 時折 」



ひだりてにおもいわっかをとったとてあなたに会えない自由を得るだけ



ねえ恋をしているのとかいちどくらい尋ねあってもよかったですね



くらがりの隅にそうっと臥せたからかたちはいつまでたもってしまう



2013.12.22、ma.i
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by stelaro | 2013-12-22 07:28 | コトノハ:呟

みじかうた、やみグラフ




乗車率80%の夜電車わたしはどこへゆくのでしょうか



やわらかなベーグル噛みつき咀嚼する甘酸っぱさがぜんぶになりたい



三冬月、とお
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by stelaro | 2013-12-10 18:01 | コトノハ:呟