スティルライフ, I follow the sun

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あしたのきみへ

「 芽 吹 き 夢 」



まっしろになりたかった
ほんとうは
まっしろで、いたかった

いつも。

ただ、もいちど、
あなたに会えたなら

いきてゆくのがとくいではないぼくと
きみは語ることばをもてるだろうか

はしゃぐではなく
そらとぼけるでなく
虚勢もはらって
ほかの、ぼくが
ぼくじしんがつくりだしたどの「ぼく」にも
なってしまうことはなく

この目で
この腕で
なにもまとわない声で
きみに

こころにおもうことをことばに
からだごと、まっすぐに
淡くつよくひかる流星の一瞬

鶴を、折ろう
汚れないしろい紙でひとおりひとおり
指先とてのひらをあたためながら
いのちをなぜ吹くように

この部屋の床がみえなくなるまで
みえなくなっても

さびしいとかむなしいとか絶望とか
そんなものたちを感じなくてすむまでに
きみのなかから追い出せるまでに
夜のなかもほのかなあかりが照らすよう
月に気づかなくても
すすけたそらに星が
かくされたとしても

鶴を、折りたい
まっしろな鶴のねがいを
きみがいるだけ
こころの隅にのこるだけ

………。

むげんのましろな紙の羽がいつかいっせいにはばたく、そのときを
いっしょに見よう
しっかりと、手を、つないで
あの朝とおなじ色のそらを見上げて

ながい、ながい時間の果てで

いつか



皐月、檸檬の夜、ma.i
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by stelaro | 2014-05-03 01:57 | コトノハ:呟