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スティルライフ, I follow the sun

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日曜日の楽しみと持つべき本のこと

■ 2005/02/27 Sun 13:14 「日曜日の楽しみと持つべき本のこと」

すごくかんたんなことなんだけれど
このごろ楽しみにしていること
日曜日の新聞の、まんなかあたり
本の特集のページをひらいて読むこと
うちでとっている新聞は(たまに出てくるけど)朝日新聞で
日曜日に、およそ紙面の4ページをさいて
読書欄ができるのです
最近のベストセラーのこと、おすすめマンガのこと
新刊書の書評欄がたくさん、それに出版者広告もたくさん

気に入りそうだなアンテナにひっかかった本は
雑記帳につくったかんたんリストに書き抜いてみる
タイトル、著者、出版者と、、、それからいちおう価格
居並んだタイトルのかたより具合に自分で笑っちゃったりするんだけど
小説と民俗学と医療系の本ばかりだ、うひゃひゃ
なんて(この読書傾向は昔からほんとうに変わらない)

赤いしっかりした紙表紙のノートは
ほんとうにてきとうに使っているので
いちばん最初なんて、学祭の来訪者さん感想表、になっているので
……皆さんの直筆メモなんかが残っている
あのころ、会いに来てくれてどうもありがとう

そのあとはもう最近に、とびとびの
オクスリ記録やらなんとなく日記やら、お買い物計画やら
いまのところ最後のページを飾っているのがこの「いついつか読みたい本リスト」で
実際、本屋さんに走っていって買ってくる、とか
図書館に取り寄せをたのむ、とかそういう行動に出るわけではないんだけれど(…ものぐさ!)
こういうメモが手元にあるとなんとなくおちついてたのしい
いついつか読みたい本リスト

小学生あたりからのひとつの癖だと思う
そのころは……
いついつか買いたい本リスト
要するに今とあまり変わらないかも

「大草原の小さな家」シリーズを福音館書店発行の
詳細訳のハードカバーで全5冊そろえる、
わたりむつこさんの「はなはなみんみ物語」、ばおばぶ出版、
クレヨン王国シリーズがたくさん、
リンドグレーン、アーサー・ランサム、ドリトル先生、
灰谷健二郎も立原えりかも。

「クレヨン王国月のたまご」は高校生のときに一大決心をして
そろえたのです、青い鳥文庫とはいえ8冊あるので決心です
臥せったのを機に部屋からおろしてきて
枕もとに並べて積んでみた
台風とか、すごく晴れた夏休みとか、おふとんにこもるときとか
そういうときはなんとなく子どもの本が似合うような気が、して
そこにあることが、たぶんうれしいから
枕元の積読

ひるまにめくってみるのはオルコットの「八人のいとこ」
村岡花子訳、角川書店
私が持っているこれら由緒正しき少女小説は、だいたいが
母が十代のころにおこづかいで買い集めたのをゆずりうけたもので
黄色い紙表紙にぱりぱりのゼラチン紙みたいなカバーのついた古いもの
昭和35年発行、定価120円、なんて奥付にあるのがふつう
なかには完全に旧字体のものも含まれている
ひらがなはふつうに読めるけれど漢字は想像で読んだから
「恋」、の旧字がよめなくて「変」トカンチガイをして
どうしてこのころの女の子はみんな十いくつになると
へんじん、がすきになるのかなあ、おかしいなあ
なんてまじめに思っていたのは実のところ本当の話です

ときどき活字がひっくりかえっていたりする
行間がすっぽり開いていたり単語が入れかわっていたりする
図書館でえんえんとページめくりをしていたころ、そんなミスに出会うと
こっそりうれしかった、本が可愛くなるみたいな感覚
現代日本の印刷事情はものすごくいいので
そういう個性あふれた本にめぐりあうことは
もうたぶんきっと、ないのだけど
by stelaro | 2005-02-27 13:04 | コトノハ:ブックレビュウ