スティルライフ, I follow the sun

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推測、14.9。


とくべつに名付けられた月をみあげる
明け方の前、夜のおわり
今日とあしたの切り替わるさかいめに
つうとひかれた線のような
クレバスの底から

やわらかいふとんに起きあがる、
ただしく座って前をむいたそこに、たぶん
かぎりなく、まどかにちかい、しろいひかりが
大きすぎる躯を放ちながらひとりで
あたしのことなんて知らずに
じぶんの名前も気にせず
永遠みたいな顔で

したがえるは遠い遠いガス惑星
欠けた顔をあたしはみた
けれどみんなひとりだった
そこに居合わせたなにもかもが
指でつまんだ闇も
さやさやとのびる南の花も
ひかりのとおく
だれのこともさわれない
むすうのクレバスがかすかに震えたら
また、じかんの孔をふかく穿つ

みな、みな、さやかに
ひとりのからだで
ただ目をみはる

とくべつに名前のつけられた夜
その日もしらない顔で地面はまわりつづけ
ひとりぼっちたちを空に迎えた
いつものように
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by stelaro | 2010-09-24 03:51 | コトノハ:呟