スティルライフ, I follow the sun

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乞う、硝子の虫ピン。


どうして雨がふらないの

…それだけのこと、あたしをとりまくどうして
雨が、空からの涙が、つきはなす叩きつける原始のおんがく
ふりそそいで隙間ないがらすの檻
ぜんぶを編み込んで切り離してくれないの

あたしにまつわるぜんぶ
それとも、関わらないすべて

あたしの喉がごぼごぼ鳴る
ひとごとのように頚を圧し
くちびるを捻り目をとじる
ただ、違和感だけをさけびつづけるのです

ねえ、ねえ、これはちがうちがうのに

痛みのない、にんぎょうがたの
かがみにうつるこのやつらの
網膜から得た、贋でないとなぜ言える…

ながいながい髪
水のなかに流れた黒い筋
切りすぎた爪痕
ひりつく眼球
どれをわたしはえらんだ?
これをわたしはえらんだ?
ほんとうに?
ほんとうに?

…まちがいなくイエスと、あたしの口が、いつ
ことばをこぼたれる
踏みつけられるのは夢
あかるくぎらぎらと今日もまた展開していくかな
ちぎれた飛び石をつなぐみたく、ちゃちなあたしの物語

それでも
目をさまして、触れるせかいより
この皮膚に、ちかいの

…雨、みずしずく、
ざわざわと今すぐここに降りてきて
隙間ないベールであたしを覆って
ください
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by stelaro | 2010-09-13 03:37 | コトノハ:呟